文化財・文化遺産
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紙本淡彩三碧楼真景図

紙本淡彩三碧楼真景図
区分 市指定
種別 絵画
員数 1幅
大きさ 縦40cm 横60cm
所在場所 -
公開・非公開
none
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詳細

作者藤本鉄石は幕末の備前藩士である。安政3年(1856)、名古屋の友人で津島に寺子屋(私塾)を開いていた奥田亮斎の案内で藤を鑑賞した。

本図はその時の模様を描いた水墨画で、ほぼ真景と思われる。図は2階から藤を鑑賞している。藤は付近の松にからんでのぼり、幹だけでなく、枝にもからみついた藤づるから、多数の花房が垂れて美しい風景を示している。さらに木曾川(佐屋川)も描かれ向岸や川をゆく舟も見えるなど、当時の風景も描かれ貴重である。右上には漢詩が記されており、その中に三碧楼との名があり、当時のこの家の名称がわかる。

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